「金木犀の香りっぽい芳香剤みたいな香り」は金木犀の香り

 職場でメールチェックをしていたら「今年もよろしくね(*^_^*)」っていう件名のメールを発見した。それで反射的に削除しようとしたのだけど、よくよく見たら実は知り合いからのメールだった。今日はそんなことがあった。


 おいおい紛らわしいなー、とか思いつつメールは処理したのだけど、よく考えたら紛らわしいのはこの人の責任じゃないのだ。スパム業者が「普通のメールっぽいスパムメール」っていういちジャンルを確立させてしまったために、「普通のメール」まで「普通のメールっぽいスパムメールみたいなメール」に見える。裏をかいた存在の出現で、それまで表だったものまで裏っぽく見えるようになってしまった、ということなのだと思う。


 こうして文字にすると予想以上に面倒くさいことになってしまうけれど、何が言いたいかって、これってなんだか金木犀と芳香剤の関係と似てるよね、ってことです。似てないか。似ている。以上。