昆虫採集をしよう

いつも考えていることだけども、日常ってやつはどうやら面白いらしい。

面白いっていうのは人を笑わせるような動的な力のことじゃなくて、もっと広い意味のゆるーい感じのやつだ。通勤の時に変な看板を見かけたよー、とか、休みの日に清掃車を追いかけてギリギリごみを出せた! とか、そんなの。飛んでいる鳥が向かい風で止まっているように見えて不思議ー、とかでもいい。そういう面白さが日常の至る所に潜んでいて、こっちはそれに気づいたり見過ごしたりしながら毎日を送っている。

当然、今日は何も面白いことがなかった! という日もある。それは自分のアンテナがとても低くて、全部の出来事をスルーしてしまったということです。仕事で疲れきってしまっていたり、些細なことで不機嫌になっていたりで、面白さの閾値が高くなりすぎている日。悲しいけども、そういうことだってある。

だから、せめて、一つでも多くの面白さに気づきながら生活したいなー、なんて思う。全てを感じて全てを面白いと思えるのはムリだけど、目の前のことをきちんと見て感じて、一つでも多くの面白さに気づきながら、毎日暮らしていきたいと思う。今日はこれが面白かった、あとこんなことがあったよ! なんて嫁に報告しながら床に就くのが理想の形。

そしてここは、感じてきた面白さを記録しておく場所になりつつあります。今後どう変わっていくのか、それもまた興味のあるところですが、とりあえず、そんな昆虫採集のようなブログになっていけばよい。



ちなみに今日はこれから、年上女性の失恋傷心飲み会に行ってきます。わー、俺が。俺がそんな! 恋愛の引き出しなんて、無いに等しいのに。あったとしても、そこに入れるものが無いっつーか。ホント、そんな感じである。そんな感じであるのだ。

なんでこんなことになったんだろう、自分でも良く分からない。どうしよう。どんな言葉を掛けたらいいんだろう、って思ったんだけど、これは十中八九、杞憂だ。こういうのは話を聞いていればそれで良くて、始めから解決策なんか期待されてはいないのだから。よし、頑張れ俺。