シュレディンガーの猫、Weblogのススメ

嫁にシュレディンガーの猫について話した。

自分では分かっているつもりだったので、量子力学的な確率解釈についてぺらぺら解説してやろうと思って始めたんだけど、そのうち上手くいかないことに気づいた。だからこう、箱の中に猫が居て…居るんだよ。んで毒ガス発生装置が一緒に入ってて…そんで蓋を開けてみるまで猫が生きてるのか死んでるのか分からない…みたいなそんな話!

みたいな。自分でも言っててよく分かんなかったよ。あげく嫁は「じゃあ早く開けてあげないと!」って言い出す始末。猫を本気で心配していた。そうじゃない! 全然わかってない!

まぁ、分かってないのは俺なんですけど。

分かっているつもりでも、いざ言葉にしようとすると意外とそうでもないことに気づかされる。人に話をすることは、自分の理解を確認するうえで必要なことなんじゃないかな。

俺がWebになんでもないような出来事とか考えを、雑多な文章で書き散らしているのも、きっとそのためなんだろうなぁ、と思う。言葉にすることで、感覚が、輪郭を持った認識になる。おお! とか、うへぇ…っていう感覚を、どうにかして人に伝えようと思うと、すごくむつかしい。脳内から言葉を捻り出すことになる。その過程で自分の考えもはっきりしていくんですね。これを毎日ブログでやってる訳です。特訓というか、リハビリというか。

でも最近それが楽しくなってきて、そうすると、他の人が書いた文章も、前より深く読めるようになった気がしている。あくまで気がしているだけだけど。でも、そう自分が感じていることは事実。

だから、こんなこと書いていいのかな…なんて考えてエントリーを渋っているような人がいたら、とりあえずどんどん書いたらいいと思う。それで本人も楽しいし、読んでるこっちも楽しい。楽しい文章を読んで新しいアンテナを手にしたら、それで得た新しい感覚を材料にまた文章を書く。以後繰り返しで、どんどん良いエントリーが増えていく。Webの未来はバラ色です。


えー、私からの説明は以上! 各自散開!!