昼と夜と、文化と原初
昼は嫁と近所のスーパーに行って、秋刀魚の刺身とちょっとの野菜と、あと梨が安かったので買った。そんで帰ってすぐに食べました。今の時期の秋刀魚はいわゆる「はしり」ってやつで、旬ではないんだけども、意外と脂ものっていて美味しかった。食後に梨を食べたりなんかすると、完全に秋を実感する。日本の秋ですよ。たまらない。
一転、夜は独りなので、もうテケトーです。冷凍ご飯をチンして、レトルトのハヤシライスをぶっかけて食べた。あとインスタントの味噌汁。洗い物増やすのが面倒で、ハヤシ食べた後の皿で味噌汁飲んだり。季節感も何もあったもんじゃない。この食事の目的はただ一つ、食欲という最も低次な欲求を満たすことだけだ。
独りになると途端にこういうことになって困る。困る、というか自分でやってるんですけど。気を抜くと楽な方に流れるというか…。とても高度な文化を持った人間のする行為とは思えないですね。文化は人が集まっている所から生まれるのです。今日はミクロな視点でその真理を実感しました。だめだちゃんとしよう。
反省したので、これから読書にいそしみます。スーパー読書タイムの始まりです。不足した文化的生活を補う。サプリメント感覚。
ちなみに米澤穂信の「氷菓」を読んでます。
- 作者: 米澤穂信
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2006/06/10
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最近米澤穂信にはまっていて、午前中は「さよなら妖精」読了。泣きそうになった。というかちょっと泣いた。切なくて悲しすぎる青春ボーイミーツガールミステリ。悲しいんだけど、読後感はすごく晴れやかです。ラストの伏線の回収っぷりとか。未来のある結末とか。なんなんだ、すごすぎるよ。穂信。全部読むよ、穂信。