永遠の美

漫画「蟲師」に若い女の体に首を接げながら何百年も生きている桜みたいな美人が出てくるんですけど、あの、全然話変わるんですけどうちの台所洗剤ジョイなんですよ。除菌もできる。除菌もできるタイプの、ジョイなんですけどね。除菌のできないタイプのジョイはないんですけど。

使ったことある方はお分かりかと思うんですけど、ジョイの詰め替え用ってこう、蓋を取ると口が、ドボドボでるようになってるんですよ。そりゃそうなんですけどね。詰め替え用ですから。でも詰め替え用ったって、そのまま使いたいじゃないですか。いちいち詰め替えるの面倒だし、しかもあれ二回分入ってるんですよ。お得!

お得じゃねえわ。いや、お得なんですけど、お得なんですけど面倒じゃないですか。一回こう、ドボドボ、と移し替えて、また蓋して、次また無くなった時、「あれ、この詰め替え用、まだあったんだっけな? うん?」みたいなの、めんどいじゃないですか。些細なことだけど、こういう生活のノイズは極力減らしたい。

んで僕気付いたんですけど、詰め替え用でない普通のタイプのジョイくん、あのチュッチュ出る注ぎ口、根元から外れるようになってるんですよね。で、詰め替え用の蓋の径も、よく見たら同じじゃないですか! これはつまり……!?

詰め替えしなくても、注ぎ口だけ付け替えればOKじゃーん!

分かります? 逆転の発想というか、詰め替え用の方の新しい体に、古いジョイくんの首だけ接げてやると、面倒な詰め替え作業や半分残ったやつの保管なんてしなくていいんです。これ、最高だと思うんですよね。っていい気になってますけど、みんなやってるのかな。やってますか? みんな―! やってるかーい!

まあ、いいんですけど、うちの洗剤詰め替え事情はいいんですけど、何が言いたいかってこの作業をするたびに、冒頭「蟲師」のあの女性が脳裏をよぎる、という話でした。

ちなみに「蟲師」だと、それやってた男は死にましたね。