通勤雑感

 twitterでちょいちょい言いたいことを小出しにするもんだからブログが書けない、という、まあありがちな感じに陥ってますが元気です。お久しぶりです。


 ときに最近愛用の音楽プレーヤーが壊れまして、お陰で電車の中では何をするでもなく、ただただぼへーっと景色やほかの乗客の方を観察する感じになっているのですが、これが色々面白い。こないだは外人女子高生を見かけたんだけど、手に「カリカリトースト」って書いてた。なんか、わーって書いてある英文に混じってカリカリトーストが居んの。ありえない。手の甲という限られた記録スペースを、カリカリトーストに割く理由が分からない。


 あとは、新聞読むのめっちゃヘタクソなサラリーマンを見た。なんでか知らないけど、サラリーマンって新聞読むのめっちゃうまいじゃないですか。狭いスペースで、迷惑をかけないようにスマートに読むあの所作を俺も常々習いたいと思っているのだけど、あれはどこへ行けば学べますか。家で普通に読んでもぐっちゃー、ってなるんですけど。あれはどこで学べますか。


 まあ、それはいいんですけどなんだっけ、下手なサラリーマンが居た、という話。そう、めちゃくちゃ下手なんですよ。ぐっちゃー、ってなってる。コンビニ強盗がひっつかんだ札束みたいになってる。これは珍しいことだ! と思ってしばらく見つめていたんですけど、まあ、アレかも知れませんよね。なんか、サラリーマンに扮した何者かだったのかもしれない。探偵とか。狐とか。そう思ってそっとしておいた。


 そんで今日は、高校生の読んでる英語のプリントをちょいちょい覗いていた。なんか、「動名詞だけを目的語にする動詞を覚えよう!」みたいな内容だったんですけど、そのラインナップがひどい。〜を嫌がる、〜しそこなう、否定する、あきらめる、みたいな、もうね、全部ネガティブ。先生は多分なんかあったんだと思うよ。心を闇に染めてしまうような何かが。


 んで、あれですよ、そうやってダークネス先生は、生徒をも少しずつ暗黒面に引き込みますからね。手始めに、黒板のこと漆黒の板、みたいに言い出す。「漆黒の板の澱みが…」とか言う。ちゃんと拭いてないだけですけど。あと板、のところはなんかそれっぽい言い方が浮かばなかったんだと思う。