レジ袋がなくならない

 エコバッグやらマイカゴやらを使って買い物をするようになってからもう一年以上経つけれど、はじめのころ気がかりだったのは「このままじゃいつか、溜めてたレジ袋がなくなってしまうぞ」ってことだった。


 いや、だって色々使うじゃないですか。ゴミ箱にセットしたり、汁物をタッパに詰めたの包んだり。なんだかんだで、色々役に立つのだ。それがエコな生活を送っていたら、手元のレジ袋は目減りする一方。スーパーでもらえない分、今までの貯金を食いつぶして乗り切っていくしかない。それもいつしか底を突くのは目に見えているわけで、くそう、このままじゃジリ貧だ!


 地球の資源を大事にすると、我が家の資源が枯渇する。この二律背反。それでも、やっぱ地球大事じゃないですか。そう、僕たちは宇宙船地球号の乗組員なのだからね! って、まぁそれはいいんですけど、袋もらうのにも3円とかかかるわけで、最終的には泣く泣く地球を守る道を選んだ。


 果たして、なんだ、あのー、全然なくなんねぇ。レジ袋は大きな紙袋に入れて溜めてあるんだけど、一向に減る気配が無い。溢れんばかりの山が、もりもりうず高いままでいらっしゃる。それどころか、むしろ増えてる感じすらある。よく分からん。え、何、雄と雌の袋を一緒にすると増えるの? 夜に水をあげると増えるの? まじで分からん。まぁ、いいんだけど、いいんだけど、不思議だなぁ。