「哲学的な何か、あと科学とか」を読んだ

哲学的な何か、あと科学とか

　昨日買ってきて、一気に読んでしまった。おもしろい！

・自分のようなココロを持っているのは、本当は自分だけではないのか？
・自分が見ている「あの赤」は、他人には「青」に見えている？

　そういう誰しも一度は疑問に思うようなことについて、考え方から分かりやすく示している。物理学なんていう科学も、突き詰めていくと哲学的になってきます。その辺の話がちょっと分かり易すぎる位に書いてあって、これは面白い！　まあきっと、専門にやっている人から見たらちょっとアレな部分もあるのだろうけど。でも門外漢の俺にはこれくらいがちょうど良い。

　特に面白かったのは「波動と粒子の２重性」について。光は「波」なのか「粒子」なのか、と聞かれて想像できます？　この問いに対して、量子力学は「波でもあり粒子でもある」と結論付けている。矛盾してるじゃん！　ってことなんだけど、でもある実験をすると「光は波」という結果が出て、また別な実験では「光は粒子」という結果が出る。事実、そうなるのだから仕方ない。

　量子力学なんて聞くと厳格で緻密で理論武装で…みたいなイメージですけど、実際はそんなふわふわしたものの上に成り立っている。すげえ！　よのなかってすげえ！　という感じです。面白いなー。

　ちなみに今日スーパーでこんな矛盾を見つけました。これも哲学的な問題かもしれませんので紹介しておきます。

どっちだよ！