どんどん増えるよコースター

 嫁さんがかぎ針編みを始めた。初心者なので、2週に1回届く通信教育的なやつを申し込んだらしい。

 もともと編み物が得意だったのもあって、要領はすぐにマスターしたようです。「わーうまいねー」「うん、頑張って作る!」とはじめは初々しかったのですが、今となってはもうすっかり手馴れて、ものすごい勢いでコースター(だけ)を増産している。工場制手工業! マニュファクチュア! 物足りねー物足りねー言いながら紡ぎ出される、明らかに供給過剰なコースターたち。


 やりすぎ感が否めない。
 

 この調子で、次号が届くまではどんどん増えていくんだろうなぁ、コースター。いっぱいあって困ることはないけど、かと言っていっぱいあって何が良いことがあるかというと、そうでもない。
 
 関係ないけど、俺は咄嗟にコースターとトースターが分からなくなる。「そんなにト…コースターばっか編んでどうすんの?」ってなる。毎回なる。いや、分かってるんですよ! パンを焼くほうがト…コースター? いやトースター。分かってる!