出たとこ勝負

 今日は職場の飲み会だった。だけどもタイミングの悪いことに、明日は先月の振替で休みなのだ。飲み会の次の日が休み。タイミングが良いじゃないかって? 飲み会の次の日が休み。この情報が酒の入ったおっちゃん達に知れたらどうなるか。

 「おおー、気合入ってるなぁよし飲め!さあ飲め!」「いや、違「ああ○○さんこっちこっち! いわぬまくん明日休みだって! 飲む気満々だよ!」こうなる。絶対なる。そして飲んださ。うう。楽しかったけどちょっと飲みすぎた気がする。これ、明日は絶対二日酔いになる酔い方だよな…と思いながらふわふわこの文章を書いています。

 酒は好きだけど、二日酔いが嫌だ。体調が悪いのは諦めるにしても、気分まで滅入ってしまうのがいただけない。何をやっても楽しさ半減なのです。本を読んでもネットをしてもダメ。本当はもっと面白いはずなのに、二日酔いを通して見る世界は味気なくて、ざらざらしていて、自分に対して何も語りかけてきてくれない。映りの悪いテレビを見ているような…ちょっと違うか?

 兎に角、そんな休日はまっぴらごめんだ! 僕は色鮮やかな休日を過ごしたい。見るものすべてについて、無駄にあれこれ考えたいんだ! だから、明日はあえて出かけてみようと思う。じっとしているのが良くない。行くあてはないけど、行こう、どこかに。自転車がいいな。公園で文庫本でも読んでみようか。タンブラーにコーヒーを淹れて。ひとりピクニックである。変な人と思われるかな。でも、なんだかちょっと楽しそうだ。