むしろありがとうと言いたい

 昨日のエントリにも書いたのだけど、昨晩は角煮だった。たくさん作りすぎて、今日の昼の弁当と晩のおかずも角煮だ。ムカムカする。胃もたれした。もう若くないのかなぁ。

 ところで角煮を作ったのは近所のスーパーで大根と卵とバラブロックが安かったからなのです。この組み合わせが同時に安いなんて、なんて幸運だろうか。そして散在する三つの点から浮かび上がる、角煮というミッシングリンク。こりゃーもう角煮作るしかないだろ! と俺のハイパーインテリジェント脳は即座に判断を下したわけです。ナイス判断、俺。

 それで作ったのだけど、いや待てと。実はこれ、イトーヨーカ堂側の配慮なんじゃなかろうか。大根、卵ときて、バラブロックが同日に安い。なんか作為を感じる。問1と問2を解くと、それを使って問3が解ける、数学のテストってそんなだったけども、それと同じような感じで、俺はヨーカ堂に誘導されていたんじゃないか。ハイパーでインテリジェントな脳とかじゃなくて、角煮という用意された答えに、行き着くべくして行き着いただけなのでは。

 どちくしょう! 自分の足で歩いたつもりが、実は踊らされていたかも知れないという事実。全てはヨーカ堂の掌の上だった。イヤだ! うちの食卓を、ヨーカ堂に握られたくない! ヨーカ堂め。なにがどまんなかの市だ! とんだ茶番だぜ! ムカムカする! 

 なんてことを漠然と思いながら角煮を頬張っている。うまいなぁ。ムカムカするけど。それは胃もたれです。別にヨーカ堂にムカムカしているわけではない。