子どもセンサー

 今日子どもが、初めてバナナを剥いて食べました。


 いや、バナナは剥いて食べるもんだろ! って話なんですけど、これがこと一歳児にとってはそうでもなくって、それまで剥いて食べさせてあげていたので、最近までずっと、皮付きのやつを渡してあげても「…(無言で突き返す)」となるのが関の山でした。


 まあ、そこにきて今日、なんの気まぐれか剥いて食べまして。食べやがりまして、わーすげー剥いて食べてるよー、コイツバナナ剥いて食べてやがんよー、なんて嬉しく思ったのでした。


 唐突ですが、子どもすげー育ちますね。すげー育つよ。一歳までは身体的にぐんぐん育ってきた感じがありましたけど、一歳以降は技能が、言語が、ものすごく人っぽくなる。できることが増える。すげーですね。子どもすげーですよ。毎日何かしら新しくできることが増えていくんじゃないかって、おおげさじゃなくて本当にそんな感じで。


 まあそれも日によって結構まちまちだったりもするんですけどね。あれもこれもできるようになって、という日もあれば、あれ、今日は特に何もなかったかな、という日もある。そんな日は子どもの調子が悪いのかなーなんて思ってましたけど、最近はそれも違うかもしれないと思っていて、こっちサイドの、気づくかどうかの違いなんじゃないか、と。子どもの調子が悪いんじゃなくて、僕が子どもの成長に気付いてあげられていない。忙しさや疲れやもろもろのことで。そんなこともあるんじゃないのかなって、少しそんな気持ちになっています。子どもなんて呼吸するようにぐんぐん成長していってるんだと思いますよ。調子の如何や親の目線の有無にかかわらず。だから僕はせめていっぱい子どもを観察して、成長していく様を見逃さないようにしていきたいと思っています。アンテナを高くして、子どもの成長に敏感になろう。僕にできることって、そのくらいなんじゃないかなって思いますね。うんことしては、そう思いますね。うんこ。


 って誰がうんこじゃーい!